龍聖がプロ初のダウン。死闘を制し逆転勝ちも「出直します」【KNOCK OUT】

死闘を制したのは龍聖(撮影・三田春樹)

 延長ラウンド、龍聖の右ボディーに左ストレートを合わせるチュームーシーフー。龍聖がヒザを放った際にローブローとなり中断。龍聖が右ハイを連発。チュームーシーフーは距離を詰めてワンツーの左ストレート。チュームーシーフーが前に出るが龍聖はガード。そしてコーナーに詰めて右ストレート。チュームーシーフーもパンチを返す。龍聖はヒザ、そして右ボディー。チュームーシーフーが左ストレートを返すと、龍聖は前に出てニヤリと笑いながら“打ってこい”とジェスチャー。そして前に出てヒザ。距離が詰まったところにチュームーシーフーがパンチを当てるが龍聖は構わずヒザ、そして右ストレート。龍聖の攻撃で左目尻をカットしたチュームーシーフーは出血。それでも打ち合う両者。ともに疲労が見られるもパンチを出し続け、試合終了。

 延長ラウンドはジャッジ3者とも10-9で龍聖が死闘と呼ぶにふさわしい試合を制した。

 勝利後、チュームーシーフーの右手を挙げ健闘を称える龍聖。締めのマイクの時も「ダウンしたので覚えてないです。出直します。ありがとうございました」と笑顔はなかった。

「KNOCK OUT 2023 vol.2」(6月11日、東京・後楽園ホール)
◆プレリミナリーファイト第1試合 KNOCK OUT-REDスーパーフライ級/3分3R
○竹田哲紳(クレイン)(不戦勝)前田翔太(WSRフェアテックス三ノ輪)●

◆プレリミナリーファイト第2試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級/3分3R
○柿﨑瑠(クロスポイント大泉)(2R2分39秒、KO)剛大(Y’s glow)●

◆第1試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級/3分3R・延長1R
○酒井柚樹(TEAM TEPPEN)(判定3-0=29-28、30-29、30-28)井ノ本航希(LAILAPS東京北星ジム)●

◆第2試合 KNOCK OUT-REDスーパーウェルター級/3分3R・延長1R
○津崎善郎(LAILAPS東京北星ジム)(2R1分47秒、TKO)MASATO BRAVELY(BRAVELY GYM)●

◆第3試合 KNOCK OUT-REDフェザー級/3分3R・延長1R
○栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)(3R2分6秒、KO)鮫島大翔(WSRフェアテックス荒川)●

◆第4試合 KNOCK OUT-REDバンタム級/3分3R・延長1R
○乙津陸(クロスポイント大泉)(2R2分11秒、KO)MASA BRAVELY(BRAVELY GYM)●

◆セミファイナル(第5試合)KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級挑戦者決定戦/3分3R・延長1R
○武蔵(WIVERN)(1R1分58秒、KO)小倉尚也(スクランブル渋谷)●

◆ダブルメインイベント第1試合(第6試合)スーパーファイト/KNOCK OUT-REDフェザー級/3分3R・延長1R
○小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)(判定2-0=29-28、29-29、30-29)トンミーチャイ・FELLOW GYM(タイ/FELLOW GYM)●

◆ダブルメインイベント第2試合(第7試合)スーパーファイト/KNOCK OUT-BLACK -59.0kg契約/3分3R・延長1R
○龍聖(WIVERN)(延長判定3-0=10-9、10-9、10-9 ※本戦判定0-0=28-28、28-28、28-28)チュームーシーフー(中国/郭強ファイトクラブ/CFP)●
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