龍聖が「今回初めて“戦った”」と前日の激闘を振り返る。MVPとベストバウトも獲得【KNOCK OUT】

試合後にここまで顔に傷を作ったのは初めての龍聖

 1R開始早々は龍聖のペースだったのだが「そこが良くなかったなというのはある。今回、試合をしていて“見切れたな”というか、“ダウンを取れるな。どう試合を作って料理しようかな”ではないがそういう思いがあった。で、カウンターを取ろうと思ったら、予想外のカウンターのカウンターを食らった」とダウンの状況を説明。そして「ダウンする人の気が知れなかったというか、ガードしてたらダウンしないじゃんと思っていたので、自分がこうなるのは不思議だった。びっくりです」と初ダウンの感想を口にした。

 今回の教訓としては「ちゃんとガードする」と語ったうえで「でも、やってきたことは間違ってなかった。ここで勝ち切れた。みんな負けると思ったと思うんですが、俺は負けないんだよという。それは俺にしかできないこと。“これが龍聖だぞ”と。そういう気持ち」などと強気の姿勢も見せた。

 今回の試合については「最近、海外の選手と試合をしていて感じることは日本人と比べて体が強い。この前のペットセーンセーブ(・ソーヂョー.トーンプラーヂン)もそうですが、違いますよね。倒れない。もっと冷静に、もっと経験を積んでいかないといけない。本当に昨日はいい経験になりました。格闘技を初めて感じました」などと大きな学びがあったよう。

 朝起きて、傷ついた顔を鏡で見ての感想は「気持ち悪いんですが、格闘家っぽいというか。勲章ではないが、すがすがしい気持ちではあります」とのこと。