林家たい平、百貨店初開催の「うつわ展」スタート「日常の中の美しさ、落語と共通」

報道陣を前にプレートに染め付けデモンストレーションを行うたい平

 波佐見焼の魅力を「日常使いのうつわとして親しまれてきたところ。磁器なので強度があるし、毎日洗っても壊れにくい。日常の中にある美しさという意味では、落語も特別な日に見るものではなく、日常の中にある笑いや楽しみだったりするのが共通する部分。ギャラリーでの開催も考えたのですが、日常の中で輝くのが波佐見焼なので、あえて松屋銀座さんの5階でやることに意味がある」と語るたい平。

 この日は報道陣に向け、和紙のプレートにアクリル絵の具を使って染め付けをデモンストレーション。さらに、開店時間ギリギリまで波佐見焼の伝統柄であるタコ唐草模様を看板に描いた。

 最後に、百貨店初開催となるうつわ展を「1点1点すべて手描きで染め付けています。大体1泊2日くらいで1人で行って、従業員の皆さんと始業のベルと共に窯に入って染め付けし、お昼のベルで休憩して終業のベルと共に帰ってくることを年2~3回のペースでやっている。僕は染め付けの時間がすごく楽しくていつもニコニコしているのですが、今回うつわ展にきて見ていただくと僕のニコニコが移るんじゃないかなという気持ちで染め付けしました。このスペースに入った途端にニヤニヤが始まるような空間になってくれれば」とアピールした。