クレベルが400gオーバーでタイトルはく奪。鈴木千裕が勝てば王者に。クレベルが勝てば無効試合【RIZIN.43】
計量をクリアできず涙を流すクレベル
榊原氏は計量終了後の取材で再度、経緯を説明。クレベルは12時30分に一度量りに乗った時点で800gオーバー、その後、サウナに入って絞ったものの14時前に2度目の計量を行った際には400gオーバーだったという。
榊原氏は「我々とすると、ルールに則って処理するしかないので、体重オーバーでノーコンテスト、タイトル剥奪。タイトル認定試合になる。千裕はやるということだったので、千裕が勝ったときのみ王者に。クレベルももちろん400gオーバーでも受けてもらえるなら試合をするということだった。クレベルは勝ってもノーコンテスト。400gであまりにも失うものが大きいんだけどまあそれが格闘の世界なのでそれが分かったうえで、それを受け入れるというか、それに準じて試合をする」と苦渋の決断に至った経緯を説明。
タイトルについては「クレベルが勝てば空位となり、フェザー級王者はいない状態となる。クレベルは精神的にも当然動揺もしているだろうし、千裕はこれを千載一遇のチャンスとして、一気にタイトルをもぎとるかもしれない。状況としては非常に混沌とした試合になってきたかなと思う。そんな状況のなかでフェザー級の行方がさらに混沌としたのが今日の状況なので、明日の試合がさらにたのしみだなという感じではあります」と語った。