過去の恋が吹っ切れていないだけなのに。止まらない涙の理由 〈アラサー女子と考えるラブ トランジット第3話〜4話〉【ネタばれあり】

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元恋人との難しい距離感。悩めば悩むほど、あふれる涙

 次々に元恋人との時間を過ごし始めるメンバーたち。えりも元カレへの気持ちを吹っ切るため、手紙をしたためる。


B:手紙でエモい雰囲気で「苦しいけれど、もうあなたを卒業するわ」って言われるの、ずるいよね。

A:手紙って言葉がロマンティックになるから、失恋ソングが効く時みたいな感傷に浸っちゃう。


 もちろん、元恋人以外のカップリングでもデートが行われる。マサシとマイ、そしてあみ……。


B:デートに行くあみに、上着を手渡すこうへいの方に目が行っちゃったな。

A:言い方が可愛いしいやらしくないから、思わず受け取りたくなっちゃいそう。あみとこうへいは、お互いに対して思いやりがあるんだなって思う。

B:元恋への気持ちも、新しい恋の相手にも、非日常である事実が背中を押してくれることもあれば、非日常がゆえにいつもの自分らしい決断ができなくなりそう。

A:あみも、マサシのことも気になるし、こうへいのことがやっぱりいいなと思う気持ちも、どっちもあるんだろうな。どっち付かずの時って、本人からするとすごいつらいよね。


 あみ、よしひと、ありさ、ルカは、序盤から元恋人のメッセージが届き続けている。他のメンバーとの交流やデートを重ねても、気持ちが動かないということは……まだ深く語られていないルカとよしひとにも、元恋人への忘れられない気持ちがあるのか。

 次回、まだ語られていない元恋人たちの「破局の理由」が語られる。そこには、どんな人間ドラマが隠されているのだろうか。

 

(文・ミクニシオリ)

 

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