愛野ユキがIP王座奪取に意欲「全部をもって挑むので、辰巳リカさんには全部を出す必要があると思わせたうえで勝ちたい」【東京女子プロレス】
――それでも、次期挑戦者決定戦で負けられないという気持ちは強かったですか?
「負けられないという気持ちもありましたし、グイグイ来ている有栖と戦えることがうれしかったです。強い人と戦えることは楽しいし、それがないと自分は強くなれない。だから有栖のことだけ考えて、この相手に勝ちたいと思って戦いました」
――結果、遠藤選手に勝って辰巳選手への挑戦権を得ました。辰巳選手との前哨戦での印象はいかがですか?
「リカさんは獣的というか、本能とかを全面に出して戦う人。そういうクレイジーな部分に注目されがちですけど、その奥にある理性というか、冷静さが本当に怖くて。前哨戦ではそういう部分に打ち勝たないといけないし、そうしないと大田区では勝てないと思います」
――前哨戦ではエプロンでのエグイ攻めがあったりしましたが、情けをかけては勝てないですか?
「出せるものを全部出さないと勝てない。私は全部をもって挑むので、リカさんも全部を出す必要があると思わせたい。そのうえで私は勝ちたいです」
――ビッグマッチでのシングルのタイトル戦ということに関してはどう思いますか?
「正直、シングルのほうが自分が頑張るしかないので嫌な意味の緊張がないです。ビッグマッチのタイトルマッチは大会の目玉にならないといけないし、そういう緊張感はあるんですけど、ある意味、腹が座った状況で臨めるし、すべてにワクワクしています」
――タッグ王座を獲ったのはTOKYO DOME CITY HALLでしたが、ビッグマッチは好きなほうですか?
「好きです。会場が大きすぎて開き直れるんです(笑)」