「働き方改革」のPR動画に女優の小芝風花が出演。小芝、加藤厚労相、斉藤国交相が国民の理解と協力を訴え
加藤厚労相も「働き方改革は我が国の企業、あるいは私たちのライフスタイルを大きく変える取り組み。私自身、平成28年に働き方改革担当大臣になって以降、これまで3回、厚生労働大臣を務めさせていただいていますが、この間、働き方改革の推進に務めさせていただいた。1回目の功労大臣の時に働き方改革関連法案が成立。働く方の健康を守るため、時間外労働の上限規制が平成31年4月から順次適用されていますが、建設業、また自動車運転の業務などについてはこの適用は猶予されていましたが、いよいよ来年の4月から適用されることになっています。建設業で働く方々、トラックなどのドライバーの皆さんは我が国のインフラ、物流を支える大変重要な存在で国民生活や経済活動になくてはならない基盤です。一方でこうした方々は他の産業に比べて労働時間が長い。その背景には短い工期の設定、あるいは荷物の積み下ろしのための長時間の待機といった取引慣行上の問題も見られるところであります。トラックドライバーに至っては、荷物を一度受け取って配達したけれども受け取ってもらえずに再配達をする、こういったことも負担になっているともお聞きしています。建設事業、運送事業の事業主の皆さんにも長時間労働の改善に向けて働き方改革に取り組んでいただいているわけですが、こうした取り組みが実のあるものになるためには、事業主にとどまらず、発注者、荷主の皆さん、さらには国民の皆さんの協力が必要です。例えば、荷物の再配達を減らすなど、一人一人の身近な取り組みが大きな力になります。小芝風花さんに出ていただいた動画を見ていただけると荷物の受け取り、公共交通機関の運行への配慮、時間外労働の上限規制の適用などに向けて大変分かりやすいと思います。今後、国交省ともしっかり連携を取り、PR動画、SNSでの発信、またJR・地下鉄等でのビジョン広告での放映などさまざまな情報発信を行っていきたいと思っています。インフラと物流を支える方々が健康に働き続けていただける、働きやすい未来に向かって皆さんと一緒に取り組んでいきたいと考えています。ご協力をよろしくお願いします」と現状を解説し、国民への協力を訴えた。
また小芝も「どういうことに協力したらみんなが働きやすい社会になるかが分かりやすくなっているので、ぜひこの動画を見ながらみんなが働きやすい未来に向けて協力していただければと思います」と呼び掛けた。
なお動画は第1弾の「はたらきかたススメ」編がこの日から公開スタート。以降、9月までに順次「トラック編」「バス編」「建設業編」が公開される。