PSYCHIC FEVER、待望の東京公演は歓声でビリビリ! タイのDVIとパフォーマンス
続いて、和テイストのサウンドと共にJIMMYが歌い始めたのは、このツアーで初披露となった「Up and Down」。『PSYCHIC FILE I』の取材時に剣が「僕らはタイでライブをやっていくにあたって、言葉の通じないお客さんに一緒に踊ってもらうにはどうしたらいいかをすごく考えていたんです」と語っていた通り、サビではJIMMYと半田龍臣が振付したダンスと笑顔で会場がひとつになっていく。でも、普段はやんちゃな笑顔が可愛らしい半田が、色っぽい視線で煽りながら肩をチラ見せすると、一際大きな歓声が上がる。それほど、一瞬たりとも油断できない、どの瞬間を切り取っても“Highlight”なライブが展開された。
本編前半には、映画『HiGH&LOW THE WORST X』の挿入歌であるエモーショナルなロックチューン「WARRIORS」や、小波津とWEESAによるボーカル曲「Snow Candy」「アシンメトリー」など、単独ライブならではの楽曲も歌唱。圧倒的な歌唱力で観客の心を鷲掴みにする。そうかと思えば「Snow Candy」では、イントロのエレキピアノに合わせてJIMMYと半田がエアピアノを奏でたり、小波津が歌う〈ずっと一緒に……おやすみ〉で小波津、中西椋雅、渡邉廉が仲良くおやすみポーズをしたりと、素顔が垣間見えるおちゃめな姿に「可愛い~!」の声が。WEESAが「昔は龍臣くんが、僕と志くんを間違える事件もありました(笑)」と語るほど、EXPG STUDIOで出会った頃は身長も雰囲気も似ていたというボーカル2人が、アシンメトリーな歌声で美麗なハーモニーを届ける姿からは、彼らが歩んできた歴史と、タイでの武者修行を経て、今一度心の距離を近づけたいというForEVERへの深い愛が溢れていた。