劇的KOで復活勝利の武尊が帰国会見「ハイキックで倒したのは初めて。いい収穫になった」
2本のベルトを披露
対戦相手のサグデンについては「体の強さだったり、計量の時から体の厚さは感じていて、フィジカルの差は感じたが、世界のトップファイターとしてやってきただけあってメンタルも強かった。2、3Rで他の選手だったら倒れていたような攻撃が当たっていたが、そこでも折れなかった。後から(聞いたんですが)、サグデン選手は鎖骨が折れていたらしい。飛びヒザが顔に当たらずにこのへん(鎖骨)に当たったんですが、それで折れたんだと思う。鎖骨が折れたら動けないと思うんですが、最後まで戦い抜いていた。メンタルの強さだったり、やってきたことの強さを感じた」と評した。
フィニッシュとなった左ハイキックについては「KOを見せたかったし、判定で負けることはないと思ったが、海外なので分からないところもあった。一番はお客さんに勝ってバック宙する姿を見せて、武尊というファイターを印象付けたかったんで、ラスト1秒までKOを狙って戦った。それがKOにつながったということもあるし、左の蹴りは練習していた蹴りでもあったので、うまく当たったなと思った」と振り返った。
左ハイはもちろん、右ヒザを手術したことからから左ミドルも走っていた。「ヒザはパンチにも全部に影響が出ると思う。踏ん張りが利くようになったのは変わったところだと思う。あと、いつもならパンチで倒すんでパンチを打つんですが、今回はいつもと違うグローブで分厚かったので、これだとパンチだと倒れないなと思って途中から蹴りに切り替えた。なので後半、結構蹴りが多くなったかと思う」と語った。