車いすラグビー 日本代表『不撓不屈』【アフロスポーツ プロの瞬撮】

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

池透暢
池崎大輔
橋本勝也
今井友明 撮影/文章:西村尚己 (2023年6月29日 2023 ワールド車いすラグビー アジア・オセアニア チャンピオンシップ)
6月29日から7月2日までの4日間、東京で開催された車いすラグビーの国際大会「アジア・オセアニア チャンピオンシップ」。
日本代表は強豪国を相手に7戦全勝で優勝し、来年のパリパラリンピックの出場権を獲得した。
これで6大会連続6度目のパラリンピック出場となる。
 
車いすラグビーの魅力は選手たちの闘志あふれるプレーだ。
その激しさは選手たちに障がいがあることが信じられないほど。
獲物を狙うような鋭い眼光。
車いす同士が激しくぶつかり合うタックル。
ガシャン、ガシャンと鈍い衝撃音がコート上に鳴り響く。
“車いすの格闘技”と言われる所以だ。
私がファインダー越しに見た日本代表の選手たち。
勇敢に戦うその姿に“不撓不屈”の精神を感じた。
 
次の目標はパリでの悲願の金メダル獲得だ。
 
■カメラマンプロフィール
撮影:西村尚己
1969年、兵庫県生まれ。大阪大学大学院工学研究科修了。
人間味あふれるアスリートの姿に魅せられ、学生時代にスポーツ写真の世界と出会う。
大学卒業後は、国土交通省に勤務しながらアマチュアカメラマンとして活動するも
どうしてもプロの世界で挑戦したいという想いが募り、2016年にアフロスポーツに転職。
現在は国内外のスポーツを精力的に撮影し、人間の情熱や鼓動、匂いなど五感で感じとれる作品づくりに励む。
 
2007年 APAアワード写真作品部門 奨励賞
2013年、2015年 写真新世紀 佳作 ほか
 
★インスタグラム★
アフロスポーツ

1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。

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