般若HASHIMOTOがKO勝ちで対抗戦はKNOCK OUTが2戦2勝。大会後には宮田PがK-1の中村Pに注文【KNOCK OUT】

メインイベント、般若HASHIMOTOがこの左フックで先制のダウンを奪った(撮影・須山杏)

 この日の大会後の総括でKNOCK OUTの宮田充プロデューサーは「山浦選手も渚選手も負けたけどいい選手。選手層を見たらK-1とKNOCK OUTは10:1くらい。倒しても倒しても上がいる。そういった相手に向かって行くのがいいのかなと思っている。これからの展開もK-1さんとは相談させてもらっているが、目指すところはKrushの王者なりK-1の王者なり、トップどころとの勝負まで持っていければいいなと思っている。まだまだ始まったばかりだが、今回はこれを見て、面白そうだなとファンの方が会場に来てくれたり結果を追ってもらえるようになるんじゃないかなといういい結果だったと思う」などと語った。

 そして「今日はK-1グループのマッチメイクをしている藤前さんには来てもらっているんですが、選手は体を張っているんだから、僕はプロデューサーとして中村さんが来るべきだと思う。僕だったらKrushなりK-1に選手を出すなら勝負だし、行くべきだと思うし。もちろんどんな用事があるか分からないが。軽く見ているのか、新宿FACEだからなのかは分からないけど、そういうのが看板を背負っている選手には力になると思う」と来場しなかったK-1の中村拓己プロデューサーに注文を付ける場面も。「選手の層では落ちるかもしれないが、リングの上は1対1の勝負だし、次があるなら次も勝ちに行く。本気で来ないとガンガン行く。興行規模が大きいとかは素晴らしいことかもしれないけど、始まったら勝負だと思っているし、マッチメイクでも仕掛けていこうと思っている。どこで何をしているかは分からないけど、試合くらいは見に来いよとは思いましたね」と続けた。

 また「この勝負は乗ったもん勝ちだと思っている。実際にKNOCK OUTの選手やジムから“俺を出してくれ”という声が来ているし、K-1側でも“俺が出てれば般若あたりなんて”という選手もいると思うし。選手層は薄いけど、ガンガン勝負したいと思っている」などと今後の対抗戦に向けての意気込みを語った。

「KNOCK OUT-EX 2023 vol.1」(7月8日、東京・新宿FACE)
◆第1試合 KNOCK OUT-BLACK女子-52.0kg契約/2分3R
●松藤麻衣(クロスポイント吉祥寺)(判定0-3=28-30、28-30、28-30)MIKU(K CRONY)○

◆第2試合 KNOCK OUT-BLACKライト級/3分3R
●柳澤翔太(クロスポイント吉祥寺)(28-30、28-29、29-30)池田航太(拳粋会宮越道場)○

◆第3試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級/3分3R
○木村亮彦(クロスポイント大泉)(3R2分36秒、KO)小林丈晃(練誠塾)●

◆第4試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級/3分3R
○羽黒慈夢(クロスポイント大泉)(2R2分33秒、KO)工藤卓也(SHINE沖縄)●

◆炎出丸・引退記念エキシビションマッチ/2分2R
炎出丸(クロスポイント吉祥寺)vs 小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)

◆第5試合 KNOCK OUT-BLACK -56.25kg契約/3分3R
○福田拓海(クロスポイント大泉)(判定3-0=30-27、30-26、30-27)渚(K-1ジム五反田チームキングス)●

◆第6試合 KNOCK OUT-BLACKライト級/3分3R・延長1R
○般若HASHIMOTO(クロスポイント吉祥寺)(1R2分56秒、KO)山浦迅也(北斗会館)●
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