池袋本町小学校で「アントレプレナーシップ」出前授業 “給食” テーマにグループワーク
「『給食』って本当にカンペキ?」をテーマに意見を出し合う子どもたち
後半はアントレプレナーシップを持って身近なテーマの解決策を考えるグループワークへ。「『給食』って本当にカンペキ?」というテーマで、グループごとに「アレルギーの人のための給食」「給食を作る時にたくさんのゴミが出る」「給食を全部残さず食べている?」「いろんな文化・風習に気を配った給食とは」の4つの課題を設定。各グループで付箋などを使って意見を出し合い、まとめ、SDGsのどの目標を解決できるかを話し合った。
最後に、グループでまとまった解決策を隣のグループにプレゼン。子どもたちは自由な発想で「残った給食を微生物に食べてもらう」「難民支援や動物保護のために寄付する」「バイキング形式や大豆ミートなどの代替食品を使う」などユニークなアイデアを発表し、隣のグループからの質問や意見にも一つひとつ回答した。最後に「これからは失敗を恐れずに新しいことに取り組んでいきたい」「SDGsやアントレプレナーシップという言葉の意味と、給食が最初は貧困な家庭の子が健康な食事をするために作られたことが分かった」などの感想が寄せられた。
朝日所長は子どもたちに向け「みんなが今、学校で恵まれて勉強できるのは平和だから。ロシアによるウクライナ侵攻、新型コロナウイルスのパンデミックなどを誰が予想したでしょうか? これから少子高齢化が進んで想像できないような毎日がくるかもしれません。そんな時にこそ笑って元気よく乗り越えてください」と激励した。