桝太一、うれしさのあまり「深海ザメのラブカを…」国立科学博物館「海」展見どころ語る
展示を監修した研究員たちとフォトセッションに応じる桝氏(右)
海洋研究開発機構の野牧秀隆主任研究員は「人類が深海に行くようになって、ここ20年間ずっと潜っている最新の調査機器 “ハイパードルフィン”。今回、本物を初展示するので精密な操作ができるマニュピレーターや、いろいろなところにキズやサビが出ていて、これまで深海の調査を行ってきた実機のリアル感を楽しんでもらいたい」。
第4章「海との共存、そして未来へ」を担当した同開発機構の藤倉克則上席研究員は、ヨコヅナイワシの液浸標本を挙げ「私たち人間は他の生き物から生態系サービスを受けていて、海の生き物を保全しながら利用するにはどうするかというのが世界的な課題。そうした中で日本の海洋保護区で生態系の頂点に立つヨコヅナイワシが見つかり、ヨコヅナイワシがいることをモニタリングすれば深海の保護区が機能しているというひとつの指標になる」。
最後に、桝氏は「海といってもひと言で済ませられるような展示ではなく、宇宙好きから深海好き、海の生き物好き、歴史好き、ロボット好き、社会課題や環境問題に興味のある方まで本当にいろんな方がいろんな視点で見られる展示になっている。多くの方に来てほしいですし、特に子どもたちには夏休みの宿題のヒントが見つかるんじゃないか」とアピールした。
特別展「海 ー生命のみなもとー」は7月15日(土)~10月9日(月・祝)、国立科学博物館 地球館地下1階 特別展示室にて開催。