飯豊まりえ、野島伸司最新ドラマで引きこもり役「言葉が魔法みたい」8月スタートの『何曜日に生まれたの』
溝端演じる公文竜炎は売れっ子小説家で、主人公のすいと陣内演じるその父親で売れない漫画家に絡んでいく役どころ。溝端も野島の台本に刺激を受けているという。
「野島さんは僕が生まれる前から脚本を書かれてると思うんですけども、一応ギリギリ平成生まれの僕が野島さんの本を見て新しい言葉だったり今の時代を知るっていうことは多いんです。新しいものを新しい世代に見せたいっていう思いをすごく感じます。柔らかくて温かみのある作品なんだけど、サスペンスでミステリアスで謎が多い。毎話毎話、野島さんの脚本が上がってくるたびに読み手として続きが気になるし、時々裏切られる楽しみがあります。だけど、演じる側としてものすごくプレッシャーもあって。プレッシャーと楽しみがこんなに表裏一体で台本を読むっていうのもなかなかない経験だなって思います」
本作に臨むにあたって「やっぱりコロナというのが大きかった」と野島。コロナ禍であらゆる人が制限を受ける中で、大学生たちが気になったという。
「想像していた華やかな大学生活が送れなくてそのまま退学してしまったり、そのまま引きこもりになってしまったり。特殊な世界の若い世代がずっと引っかかっていた。今回はそういった数年間、キラキラした青春を送れなかった子に寄り添おうかなっていうのが最初の考えでした」