“第1試合男”不可思がバッティングで不完全燃焼のドロー。鈴木勇人は1RKO勝ちで大和哲也への挑戦アピール【K-1】
右ストレートを放つ不可思(撮影・須山杏)
「K-1 WORLD GP 2023~スーパー・ウェルター級&女子フライ級ダブルタイトルマッチ~」(7月17日、東京・両国国技館)の第1試合に登場した不可思(クロスポイント吉祥寺)と第2試合に出場した鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス)が明暗を分けた。
2人は2020年12月の両国大会の第1試合で対戦し、計4度のダウンを奪い合う激闘の末、不可思がKO勝ちを収めている。不可思は2021年7月の福岡大会でも第1試合でKO勝ちを収めるなど、“第1試合の不可思”といえば火付け役としてすっかり定着。今大会もそれを期待されての第1試合の起用だった。
不可思はジン・シジュン(韓国/チームサイコピットブルス)と対戦。1R、右ロー、左ジャブを主体に攻め込み主導権を握るが、シジュンは右ロー、左インローで不可思の左足を狙い撃ち。上体を振って前に出る不可思はシジュンのパンチをかわして、自らのパンチを当てていく。