“第1試合男”不可思がバッティングで不完全燃焼のドロー。鈴木勇人は1RKO勝ちで大和哲也への挑戦アピール【K-1】
3R途中まででのドロー判定に無念の表情の不可思(撮影・須山杏)
しかし2Rになると70kgでも試合をしているシジュンが体の強さを生かし、圧を強める。不可思はシジュンのローにパンチを合わせていくが、シジュンは右ハイ、そして左フックを効かせていく。3Rも圧をかけて前に出るシジュンに不可思も下がらずパンチを打ち込んでいく。ここで偶然のバッティングが起こり、シジュンが眉間をカットしドクターストップ。試合はここまでの判定となり29-30、30-29、30-30でドローとなった。
不可思は試合後の会見で「第1試合の仕事ができなかったのが悔しい。70から落としている選手なので、体が強かった。日本人でここまで体が強い選手はいなかった」などと悔し気な表情で試合を振り返った。そして「ベルトを獲ることをずっと目標にしているので、タイトル戦をアピールできるような試合をしたかった。そういう試合ができなかったのが悔しい」と語った。そしてこの日の試合の挽回のためにも9月の横浜大会への連続参戦を希望した。