菅原美優が王座戴冠後の初戦での判定勝ちに「出し切れなかった。情けない」と涙【K-1】

勝ち名乗りを受ける菅原に笑顔はなし(撮影・須山杏)

 また「迷ってしまった。焦らないというのが課題の中にあったが、3R目に詰めてきたときに、足を使う予定だった。1Rだったら足を使ったかもしれない。3R目に足を使おうと思った時に、ポイントを取って逃げていると思われたらどうしようとか思ってしまって。で、自分の中で選択肢が少なくて“行かなきゃ”としかなくて。そこで下がりながらでも攻撃を当てるとか、よく考えたらできたのに。なんでそうなっちゃうんだろう。そこは経験不足というか判断ミス。最後はポイントを取り切れず、無駄に被弾した。経験も足りないし、判断力、引き出しも。今思えばできたなというところもあるのでなおさら悔しい。情けない」と続けた。

 王者としての責任感というプレッシャーについて問われると「もっと差をつけて勝たなければいけなかった。この試合で自分が全部出し切れて、やることを全部出し切れてこの結果だったら満足だったかもしれないが、終わって余力もあった。やりきれなかった部分がある。その時点で自分を出し切れていないというところで、ダメかなと。自分に納得がいかないという感じ」と語った。

「K-1 WORLD GP 2023~スーパー・ウェルター級&女子フライ級ダブルタイトルマッチ~」(7月17日、東京・両国国技館)
◆プレリミナリーファイト第1試合 K-1フェザー級/3分3R
●山本 陸(K-1ジム総本部チームペガサス)(判定0-3=26-30、26-30、26-30)松本海翔(TAD)○

◆プレリミナリーファイト第2試合 K-1ライト級/3分3R
●井上修一(K-1ジム川口TEAM SIRIUS)(2R2分59秒、KO)上野空大(K-1ジム大宮チームレオン)○

◆第1試合 K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R
△不可思(クロスポイント吉祥寺)(判定1-1=29-30、30-29、30-30)ジン・シジュン(韓国/チームサイコピットブルス)△

◆第2試合 K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R
○鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス)(1R2分28秒、KO)デンサヤーム・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)●

◆第3試合 K-1ライト級/3分3R・延長1R
○伊藤健人(K-1ジム蒲田チームアスラ)(判定3-0=30-29、30-29、30-28)ティントーン・SEIKENKAI(タイ/SEIKENKAI)●

◆第4試合 -64kg契約/3分3R・延長1R
○大沢文也(ザウルスプロモーション)(判定3-0=30-28、30-28、30-27)東本央貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)●

◆第5試合 -59kg契約/3分3R・延長1R
●龍斗(team NOVA)(判定0-2=30-30、29-30、28-30)久井大夢(TEAM TAIMU)○

◆第6試合 K-1ライト級ワンマッチ/3分3R・延長1R
○篠原悠人(DURGA)(判定3-0=30-27、30-27、30-27)龍華(ザウルスプロモーション)●

◆第7試合 スーパーファイト/K-1女子アトム級/3分3R・延長1R
●パヤーフォン・SWタワン(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)(延長判定0-3=9-10、9-10、9-10 ※本戦判定1-1=30-29、29-30、29-29)松谷綺(日本/ALONZA ABLAZE)○

◆第8試合 K-1ウェルター級/3分3R・延長1R
○ジョムトーン・ストライカージム(タイ/ストライカージム)(判定3-0=30-26、30-27、30-26)寧仁太・アリ(ガーナ/K-1ジム総本部チームペガサス)●

◆第9試合 K-1スーパー・バンタム級ワンマッチ/3分3R・延長1R
●晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(1R1分45秒、KO)岩尾力(POWER OF DREAM)○

◆第10試合 K-1女子フライ級ワンマッチ/3分3R・延長1R
○☆SAHO☆(闘神塾)(判定3-0=30-29、30-28、30-28)鈴木万李弥(クロスポイント吉祥寺)●

◆第11試合 K-1フェザー級/3分3R・延長1R
○篠塚辰樹(MASTER BRIDGE SOUND)(延長R46秒、KO ※本戦判定1-0=30-29、30-30、30-30)佑典(月心会チーム侍)●

◆第12試合 K-1フェザー級/3分3R・延長1R
○斗麗(WIZARDキックボクシングジム)(3R2分52秒、KO)ヴュー・ペッコウーソン(タイ/Petchkoson Gym)●

◆第13試合 K-1クルーザー級/3分3R・延長1R
●星龍之介(POWER OF DREAM)(1R58秒、KO)カルロス・ブディオ(ブラジル/ブラジリアンタイ)○

◆第14試合 K-1クルーザー級/3分3R・延長1R
○谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(判定3-0=30-27、30-27、30-27)AKIRA Jr(フィリピン/Team Aj)●

◆第15試合 スーパーファイト/K-1クルーザー級/3分3R・延長1R
●K-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning)(1R1分53秒、KO)ステファン・ラテスク(ルーマニア/SCORPIONS IASI)○

◆第16試合 スーパーファイト/-63.5kg契約/3分3R・延長1R
○与座優貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(1R43秒、KO)エークモンコン・ガイヤーンハーダオ(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)●

◆第17試合 スーパーファイト/K-1女子アトム級/3分3R・延長1R
○菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)(判定3-0=30-29、30-28、30-28)ディミトラ・アガサゲリドゥ(ギリシャ/Fight Club Galatsi)●

◆第18試合 スーパーファイト/K-1フェザー級/3分3R・延長1R
○軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス)(判定3-0=30-27、30-27、30-27)ダウサヤーム・ウォーワンチャイ(タイ/ウォーワンチャイプロモーション)●

◆第19試合 スーパーファイト/-69.5kg契約/3分3R・延長1R
○野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(1R1分33秒、KO)アマンシオ・パラスキフ(ルーマニア/Amansio Fight Club)●

◆第20試合 K-1 WORLD GP女子フライ級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
○KANA(王者/K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)(1R52秒、KO)マッケンナ・ウェイド(挑戦者/イギリス/Millenium Martial Arts)●

◆第21試合 K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
○和島大海(王者/月心会チーム侍)(2R2分17秒、KO)ジョーダン・ピケオー(挑戦者/オランダ/Mike’s Gym)●
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