国連本部でキッズアンバサダーが「第3回国連を支える世界こども未来会議のアイデアブック」を提出
「Children’s Corridor」でのツアーにも参加(撮影・Masahiro Noguchi)
またキッズアンバサダーは通常の国連本部で行われているツアーに加え、国連本部内「Children’s Corridor」でのツアーも実施。ツアーでは、主に国連の役割や世界の現状について、国連内に展示されているオブジェや戦争に関する資料などを見ながら説明を受けた。国連が常任理事国と非常任理事国で構成されていると説明を受けた後、参加した5人のキッズアンバサダーは、実際に2つの「国」に分かれて、オリジナルの国名を付け、一方が造船業、もう一方がサプライヤーとしての強みを持つ国家と設定。そしてお互いに助け合える部分は何があるか国家間で話し合い、「交渉」の模擬体験をした。キッズアンバサダーからは「どうして戦争が起こるのか」、「どのくらいの人たちが危機にさらされているのか」と質問が出た。ツアーに参加した市川昂さん(10歳)は「世界のこと、国連本部の活動について学びました。特に国連本部の行っている難民支援について興味が湧きました。僕は自分の国だと思うのではなく、みんながいることで世界が成り立っていると思いました」などと感想を語った。