初参戦の元パンクラス女王・藤野恵実がスリーパーで一本勝ち。「“藤野には誰も勝てない”というところを見せて圧勝したい」【修斗】

藤野のスリーパーががっちりと極まった(撮影・須山杏)

 1R、試合開始から積極的にパンチを出す志穂に藤野も応じ、いきなり激しい打撃戦を展開。藤野の右ストレートが志穂の顔面をとらえ、一瞬動きが止まる志穂。追撃の連打で尻もちをつく志穂に藤野は組み付きフロントチョークを狙うが、蘇生した志穂が逆に押し込む。藤野はその首をとらえフロントチョークで絞め上げる。逃げて倒れた志穂にグラウンドでパウンドを連打する藤野。そしてバックを取るとスリーパー。なんとかこらえた志穂だが最後はタップし、藤野が一本勝ちを収めた。

 藤野は試合後のマイクで「しっかりフィニッシュできたんで、もっともっとリーグ戦が進むにつれて“藤野には誰も勝てない”というところを見せて、圧勝したいと思う」と早くも優勝宣言。次戦は9月に現在トップに立つ宝珠山桃花(赤崎道場A-SPIRIT)と対戦するのだが「私のほうが強いんで、仕留めます」とさらりと言ってのけた。