ロンドン五輪ボクシング銅メダルの清水聡が初の世界戦でTKO負け。試合後に引退を示唆

試合後に会見する清水

 清水は試合後の会見で「体力面、パワーには自信があったので、そっちに行ってればなと思ったが、足とかが動かなくてペースを握られた」などと試合を振り返った。

 今後については「今後のことはまだ考えていないです」と答えた。また改めて試合を振り返る中で「何年か前から体がうまく機能しないというか動かなくなって、バランスも悪くなって思うようなボクシングができなくなってきた。できないなりに頑張ってきた。アマチュア時代は足を使うことができていたが、アマチュアを長くやりすぎたからか分からないが、プロに来てからバランスが崩れてしまって。でも悪いなりにずっとやってきて、その試行錯誤してやった結果がこういう感じ。全力を尽くしてやった。自分の固いパンチを本当はもっとロングで。足を使って、ロングの距離で圧力をかけていけばいい話なんですが、それがもう、なぜかは分からないんですができなくなってしまって。いろいろな治療院とか、科学的な分析とかいろいろなところで見てもらったが、結局治らなくて。でも悪いなりに今できることをやっていたが、ラミレス選手が強かった」などと明かした。

 これがラストマッチになる可能性を問われた際には「そういう方向にはなると思います」と語った。

「WBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(7月25日、東京・有明アリーナ)
◆メインイベント WBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ級12回戦
●スティーブン・フルトン(アメリカ)(8R1分14秒、TKO)井上尚弥(大橋)○

◆セミファイナル WBO世界フェザー級タイトルマッチ12回戦
○ロベイシ・ラミレス(キューバ)(5R1分8秒、TKO)清水聡(大橋)●

◆第7試合 日本ユースライトフライ級王座決定戦8回戦
○坂間叶夢(ワールドスポーツ)(8R2分40秒、TKO)堀川龍(三迫)●

◆第6試合 54.0Kg契約8回戦
●ロニー・バルドナド(フィリピン)(3R1分8秒、KO)武居由樹(大橋)○

◆第5試合 フェザー級8回戦
○岩下千紘(駿河男児)(4R1分40秒、TKO)高原裕之(千里馬神戸)●

◆第4試合 62.0Kg契約8回戦
●ヘビ・マラブ(インドネシア)(判定1-2=76-75、72-80、74-77)今永虎雅(大橋)○

◆第3試合 フライ級6回戦
●梶谷有樹(八王子中屋)(3R2分35秒、TKO)篠田将人(野口)○

◆第2試合 東日本新人王予選フェザー級4回戦
●中村亮介(ワタナベ)(2R44秒、TKO)山川健太(大橋)○

◆第1試合 東日本新人王予選ミニマム級4回戦
●川上拳汰(石川ジム立川)(2R2分35秒、TKO)北野武郎(大橋)○
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