ずっと住み続けたい沖縄って? 沖縄の子どもたちがディスカッション アイデアまとめ提案 〈国連を支える世界こども未来会議 in OKINAWA〉
最優秀賞のDグループは4人のコンパクトなグループだった
最優秀賞は、「生命・自然」を掲げ、現在と未来の海と地球を絵で表現して海をきれいにしていきたいというメッセージを発信したDグループで、メンバーには琉球ゴールデンキングスの代表取締役社長の白木享氏から表彰状と副賞が手渡された。また、2024年に東京都庁大会議場で開催予定の「第4回 国連を支える世界こども未来会議」にも参加する。
Dグループの発表パネル「沖縄は、自然豊かで、人間と深く関わっているから 生命と自然が大事」
審査は、元内閣府特命担当大臣の島尻安伊子衆議院議員、白木氏、沖縄県出身で16人組ダンス&ボーカルグループのTHE RAMPAGEのパフォーマーによるHIP HOPユニットのMA55IVE THE RAMPAGEの神谷健太、一般財団法人ピースコミュニケーション財団の一木広治代表理事、そして参加した子どもたち自身によって行われた。
意見を交換する子どもたちを見守る島尻安伊子衆議院議員と一般財団法人ピースコミュニケーション財団の一木広治代表理事。テーブルの上に広がるのが『わたしたちのウェルビーイングカード』
島尻議員は「バス賃が高いから電車を作ってほしいといった声があがっていました。電車ができたら沖縄にずっと住むのかと聞くと、住む!と。生の声が聞けたかなと思います。これまでこうした形で子どもたちの沖縄に対する生の声を聞く機会はありませんでしたし、子どもたちが考え方であるとかコミュニケーションのハウトゥーも学べる良い機会だと思います。一方的に入ってくる情報だけでなく、自ら発信していく子どもたちが大人になった時に出来上がる社会にワクワクします。沖縄の明るい未来を感じました」と、話した。
子どもたちから刺激を受けたと語る、MA55IVE THE RAMPAGEの神谷健太
ワークショップ終了後、同じく審査員を務めた神谷に感想を聞くと、「刺激を受けました」と本人。「みなさんの発表を聞きながら僕が小学生の頃はそこまで考えられたかなと思って聞いていました。参加した小学生たちはみんな別の小学校とのことでしたが、発表では、自然と誰かのフォローをしていたりして、数時間のワークショップだったのに、みんな昔から友達みたいな距離になっていたのにも驚きましたし、そんな子どもたちの姿を見て、まだまだ勉強していかなきゃならないと思いました。僕も発信できるところは発信して、県外にいても、沖縄の良さを届けていきたいと思いました」と話した。