福田萌子、フェムテックは「リテラシー高めること大切」自民・宮路氏らと意見交換

医師の岩本麻奈氏は自身の経験を踏まえフランスと日本の違いを説明

 さらに「フェムテックに関してももっと討論して、リスクとベネフィットを考えて利用してもいいと思う。閉経が終わった後も30年くらい楽しく生きるわけですから。フランスのすべてがいいわけではないが、日本から見るとフェムテック先進国で女性が輝いている国のいいところを取り入れたらいいのではないか」などとまとめた。

 もともとフェムテックへの関心が高く、自身の体や心に日々向き合っているという福田は「私は普段、女性にお話をする機会が多く、その中でまさにリテラシーを高めることの大切さを感じている。身体の不調を感じていても自身のPMS(月経前症候群)の症状を知らなかったり、フェムテックという単語も知らなったりする。自分の身体や健康に対するリテラシーが低いのは、私たちが小さい頃にそうした教育を受けてこなかったということなのかもしれない」などと危機感を募らせ、

「フランスでは産後に病院で膣(骨盤底筋)をトレーニングする指導を受ける。私は20代から膣を鍛えてきたが日本では膣をトレーニングするというとまだ受け入れに時間がかかるように感じている。今日は政治家の先生や医師の方からお話を聞き、いろいろな方が国や医療に働きかけてくださっていることを知り、私も現場からフェムテックの未来についてサポートできたらいいなと思う」と感想を述べた。

 イベントを主催した日本フェムテックマイスター協会のふちいく子代表理事は「フェムテックとは何かという情報の認知度を上げていくこと。男性に女性の健康問題を理解してもらい、よりよく活躍できる場を作っていただくこと。きちんとしたエビデンスの元、国の施策に沿ったものを推奨していくこと。これらを形にしながらより多くの方にフェムテックを理解していただける世界を作りたい」などと語った。