六本木にトリケラトプス!? 骨格標本と最新技術で恐竜に迫る『DinoScience 恐竜科学博』

推定翼長10メートルを超える大型翼竜ケツァルコアトルス

 世界で初めて脳腫瘍の痕跡が確認された大型肉食恐竜ゴルゴサウルス “ROOTH(ルース)” の骨格標本をはじめ、成体のトリケラトプスの3Dデータを元に復元したトリケラトプスの幼体など、今にも動き出しそうなポーズでデザインされた骨格を展示。トリケラトプスが森の中で出会うティラノサウルス・レックスの幼体、大型翼竜のケツァルコアトルス、走り去るストルティオミムスと後を追うダコタラプトル、水辺に集うデンヴァーサウルスやエドモントサウルス……。

 さらに約8000万年前のララミディア大陸に広がる「ニオブララ海」を再現し、世界初公開となるエラスモサウルスの幼体やモササウルスなど美しく幻想的な海のシーンが目の前で繰り広げられる。最新の研究で明らかになった恐竜の姿を描いたフルCG映像や、ソニーが開発したSoundAR(現実世界に仮想世界の音が混ざり合う新感覚の音響体験)を楽しむためのアプリ「Locatone(ロケトーン)」を活用してスマートフォンから自分のイヤホンとヘッドホンで聞ける、展示されている恐竜や生き物たちのリアルな息づかいを感じることができる6種の音響ガイドなど、目や耳で体感する恐竜の世界も見どころのひとつだ。

世界初公開となる首長竜エラスモサウルスの幼体