辰巳リカが8・12後楽園での「東京プリンセスカップ」準決勝に向け意気込む「自信はある。私にかみーゆの作戦とか通用しない!」

 東京女子プロレス、夏のシングル最強を決めるトーナメント「第10回東京プリンセスカップ」が大詰めを迎えた。8月12日、東京・後楽園ホールでの準決勝で辰巳リカが上福ユキと、山下実優が荒井優希(SKE48)と対戦。その勝者同士により、13日の決勝(後楽園)で優勝を争う。

 そこで初優勝を目指すインターナショナル・プリンセス(IP)王者の辰巳にトーナメント準決勝、決勝への意気込みを聞いた。

初優勝を目指す辰巳リカ

――開幕前、今年こそトーナメントを獲りたいという思いは強かったですか?
「10回目というのもありますし、今年こそ獲っておかないとという思いは強くありました。IPのベルトを手に入れてグランドスラムになって、偉業を達成したんだ、記録に残ることを達成できたと思ったら、ファンの方に“シングルトーナメント優勝しなきゃ”って言われて。ビンゴじゃないですけど、それも埋めなきゃって思って。そしたら究極のグランドスラムになるので燃えてます!」

――とはいえ、直前の7・8大田区大会で愛野ユキ選手とのIP王座防衛戦がありました。そこを熱闘でクリアして、いったん燃え尽きた感はありましたか?
「タイトルマッチ直前はトーナメントのことは考えられなくて、目の前のタイトルマッチにかけてたというか、いったん夏を終わらせるくらいの熱量で挑みました。実際にユキと戦ってみて、想像を超える戦いができた自負はあって。だからいったん夏は終わって、トーナメントで2回目の夏を始めたという感じ。セカンドサマーです」

――その防衛戦の2日後には、もうトーナメントの組み合わせ抽選会があって、1回戦がらく選手と決まり「苦手かもしれない」との発言もありましたが…。
「東京女子の中で、らくの考えてることが一番読めないと感じていて。トーナメントは一発勝負で何が起こるか分からないので、そういう不安はありました。らくはおっとりマイペースなんですが、物怖じしないので、私の戦いのスタイルにも動じないんじゃないかというのはありました」

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