山﨑賢人、舞台挨拶で涙が止まらない!“泣かせた”大沢たかお「最初はわざと冷たくしたことを反省」

 

 公開中の映画『キングダム 運命の炎』の大ヒット舞台挨拶が9日、都内にて行われ、俳優の山﨑賢人と大沢たかおが登壇。山﨑が大沢からの言葉に涙をあふれさせた。

 紀元前・中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・嬴政を壮大なスケールで描く大ヒット漫画「キングダム」(原泰久/集英社)の実写映画第3弾。

8日までの公開12日間で、観客動員数171万人、興行収入24.6億円というシリーズ最高のヒットに感謝した2人。

 山﨑が演じる主人公・信と、大沢が演じる天下の大将軍・王騎は“師弟”ともいえる強い絆で結ばれた役どころ。山﨑が「大沢さんが王騎として現場にいてくださって、その存在は間違いなく『キングダム』にとって大きかった」と言えば、大沢も「山﨑くんが演じる信が夢に向かって行く姿に僕は現場でも勇気をもらった。今回は大きな武功をあげる場面で僕自身ガッツポーズをした。撮影を離れているときも信の応援団だった」と振り返った。

 この日は、2人にサプライズでプロデューサー陣から山﨑への手紙を紹介。「山﨑さんは飛信隊の隊長であり『キングダム』の隊長です」というメッセージに、山﨑も感謝の“拱手”。

 すると今度は大沢が「『1』のときは、信が元気すぎないかといったネガティブな反応もあって、すごくつらかったと思う。誰にも言えないで1人で抱えていて、僕も何も言ってあげられず申し訳なかった」と山﨑の人知れぬ葛藤を明かし「それでも彼は、それをアクションにぶつけようと、どこかで切り替えたんですね。心を閉ざしたさみしい山﨑くんから別人の信がいて。そこから『2』が躍動していった。そして今度は人を守る、助けるという別の側面を持つ信がいて。それも山﨑くんが自分なりに経験した傷や痛みに耐えて、乗り越えてきて、自分で勝ち取った信だと思う」とさらなるヒットを生んだ山﨑の奮闘を称賛。

「最初は、わざと冷たくして距離を取っていたので。今はそれも反省してるんですけど、そのおかげで彼はこれほど大きくなって素晴らしい俳優になった」と明かした大沢。「僕が『キングダム』で彼といる時間もそろそろ終わりに近づいているので。これからもいろんな困難を乗り越えて『キングダム』を引っ張っていってほしいし俳優としても大きくなっていってほしいと思います」と山﨑への思いを語った。

 そんな大沢の言葉に、目を真っ赤にはらしながら「ありがとうございます!」と感謝した山﨑だったが、司会からコメントを求められるも涙が止まらない様子で、なかなか言葉にならず、客席からも「頑張れー」「ゆっくりゆっくり」と応援の声。

 「恥ずかしい(笑)」と照れ笑いしつつ大沢の言葉に「メチャクチャうれしいですね。うれしいです」と涙声で繰り返した山﨑。大沢は「自分でもこんな発言すると思わなくて。彼にも恥ずかしい思いさせて申し訳なかったかなと」と気遣っていた。

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