地元の小学生が「未来の浜松市」をテーマに白熱ディスカッション〈国連を支える世界こども未来会議 in HAMAMATSU〉
大学生のサポートを受けながら、大事だと考えるカードを選んで自分の考えを発表した。
「『決まりを守る』ことと『友情』では『友情』が大事」「みんなが『決まりを守る』ことでしあわせに近づく」といったものや、「選んだのは『思いやり』。 このなかには『友情』や『信頼』『自分らしさ』が全部含まれている」、「自分たちのことだけを考えるのではなく、他の『生命・自然』も考えないといけない」など多くの意見が出ていた。
最終的にはグループとしての意見をまとめて発表した。日系ブラジル人が多く暮らす浜松市の特徴に触れ、イベントに参加したり、普段から挨拶を交わすなどして交流しお互いを『信頼』していこうという意見、ポイ捨てをしないなど『決まりを守ること』で浜松市がきれいになるという意見、安心と安全が必要だとしそのためにはバスの優先席を譲ることなど『思いやり』と『決まりを守る』ことが重要としたグループ、『生命・自然』を挙げてうなぎやみかんの木、浜松城といった浜松市の魅力を守るために植林やリサイクルをしていこうという提案、「みんなの意見の『協調』『決まりを守る』『思いやり』を含めた『社会貢献』」が大事とし「社会という言葉には、人間だけではなく動物や自然も含んでいる」と説明したグループもいた。
子どもたちの活発な意見交換でワークショップは予定した時間をオーバーしようかというほど熱をおびたものになった。
参加した5年生の深津さんは「今までSDGsについてはそんなに興味がなかったんですけど関心を持ちました。普段はあまり気にしていなかった浜松市のごみ問題について知ることができました。話し合う中でチームワークが出来たのも良かったです」とにっこり。
同じく5年生の大石さんは「いろいろSDGsのことを考えられて良かったです。他の人の意見も聞けてもっとSDGsに対しての意識が深まったと思います。こんなに楽しいと思わなかった。夏休みの思い出になりました」と話した。