菅原美優が連続参戦「前戦でつかんだ結構いい感覚を忘れないうちに試合をしたかった」【K-1】
この、前戦でつかんだ「結構いい感覚」については「今までは余裕がなかったりとか。今も別に余裕があるわけではないが、前の考え方だと、ひたすら練習をして、それが試合で出たらそれが身についたということなんだなという考えで試合をしていた。考えるのがあまり得意ではなく、スパーでも考えると手が出ない。試合当日は吹っ切れた状態でリングに立って、成果が出たら“練習の成果が出たんだな”みたいなモチベーションで試合をしていたが、“それじゃだめだな”と思うようになった。今回からは“自分のプランをしっかり遂行する”ではないが、“出たらいい”ではなく“出さないとダメ”という考え方に変えたというか。以前より集中して、気持ちで押し切ってもいい場面でもあまり無理に前に行かないで、よく考えて、やったことを思い出しながら戦う。そういうメンタル部分とのバランスというか、を初めてつかめたというか、考えながら試合ができたかなというのが以前に比べてあったので、その感覚を忘れないうちに。期間が空いてしまうと、また勝つことだけに必死になってしまって、そういう展開になってしまうのは嫌なので、こういうタイミングで試合ができるのはすごくいいなと思っている」などと説明した。
また7月大会では女子アトム級のトップファイターであるパヤーフォン・SWタワンと松谷綺が対戦し、松谷が判定勝ちを収めたのだが、この試合については「いい試合。でもやっぱり女子によくある、前の自分もそうだったが、粘り勝ちというか気持ちが前に出るような展開だった。自分もそこを直していかないといけないところだと思う。次に2人と試合をすることがあれば、いい意味で気持ちの勝負にならないように、しっかり技術とかテクニックでの試合ができるように今準備をしているところ」などと語った。