注目度上昇中のヒップホップユニット MA55IVE THE RAMPAGE  目標は「THE RAMPAGEと対バン」 9月に初のシングルパッケージをリリース

 

THE RAMAGEとMA55IVE、両方にプラスアルファ

ーー やましょーさんのお話の中にもあった、THE RAMPAGEとの“共存”ですが、HIROさんの呼びかけがあったのも大きいとは思いますが、なぜ可能だったんだろうかって。翔平さんの「手を挙げるのに度胸がいた」というところにもつながります。

LIKIYA:HIROさんは、やりたいことをやらせてくださるんですよ。僕らのラップもそうだけれど、THE RAMPAGEでも翔平のDJとか、龍のMPCとか。ライブの初期からいろんなことをやらせてもらっています。こうして振り返ったり、見回してみると、そういう自由さって、LDHのなかではTHE RAMPAGEが初めてぐらいじゃないかなと思います。

ーー THE RAMAGEとMA55IVE、“共存”して進んでいくことで得られることもありそうですね。わざわざ分ける必要はないとは思いますが、例えば、THE RAMPAGEにできること、MA55IVEだからできること、その反対に、それぞれ難しいこともあるんじゃないかと…。

LIKIYA:そういうこともある……かもしれない(笑)。

浦川翔平:MA55IVEでスタジオに長くいても全然苦じゃないですよね、ずっといれちゃう。

神谷健太:THE RAMPAGEがあるからこそ、MA55IVEも楽しく感じられるというのはあると思います。ひとつだけだったら当たり前に感じてしまうかも。THE RAMPAGEがあるからこそ、MA55IVEでの移動が楽だって感じる(笑)。

鈴木昂秀:……確かに!(笑)

LIKIYA: 両方あることで、どっちにとってもプラスアルファがあります。MA55IVEがいるからTHE RAMPAGEにヒップホップ要素をより加えられるというのもあるだろうし、THE RAMPAGEの要素があるからMA55IVEがさらに色濃くなるとかね。

 

「RIDE OR DIE」は「種まきになった曲」

――MA55IVEが“意外と長くやってる”なかで、ホップ、ステップという感じで、成長を感じるポイントがあったと思います。それが何だったのか、シェアしていただけますか?

山本彰吾:やっぱり……「RIDE OR DIE」じゃないかな。ハイロー(映画『HiGH&LOW THE WORST X』)の挿入歌ですけど、そこにMA55IVEの名前が出たことがうれしかったし、それに映画が始まって一発目、しかも NCTのYUTA(中本悠太)君が登場するところでかかるっていう、結構おいしい、いや、おいしすぎるレベルで(笑)! もしかしたらTHE RAMPAGEを知らなくて、MA55IVEだけ知っている人もいるかもしれないと思ってるんですよね。「RIDE OR DIE」はそういう種まきになった曲だと思います。

ーー「RIDE OR DIE」は、あの曲を聞きながら出勤する「ウィゴウィゴ出勤」とかSNS上で盛り上がりましね。

神谷健太:そういう感じだったら僕は全部の曲にありますね。「RIDE OR DIE」は初めてきれいに歌った曲だし、「夢は夢のまま」も自分にとって大きかった。

ーー 以前、「MA55IVEには新しい風が吹く」とお話してくれましたが、「夢は夢のまま」や「On My Way」あたりのことですよね。

神谷健太:ディレクションに、プロデュースチーム「OLDMAN WILDIN」(DOBERMAN INFINITYのP-CHO、シンガーソングライターのJAY’ED、音楽プロデューサー・トラックメーカー・DJのNAOtheLAIZA)に入っていただきました。オートチューンも含めて、僕がやりたいこととMA55IVEの色のちょうど真ん中にきたのが「夢は夢のまま」でした。歌ってもいないし、ラップもしてない、そして今のヒップホップのオートチューンの使い方みたいな。こういうやり方をしたらこうなるんだって勉強になりました。

 

「MA55IVEだけで何かできるようになったって大きい」

 

鈴木昂秀:僕は次の「INVADERZ」がそうなると思っています。これまではデジタルでリリースしていたけれども、CDとして発売できるのは、ジャンプに向けたステップなのかなって。CDパッケージでリリースという、僕らができていなかったことができる! やっぱり、CDショップに並ぶってうれしいですよ!

LIKIYA:僕も同じく「INVADERZ」だと思います。初めてミュージックビデオを! これまで、MA55IVEを見られる部分ってライブしかなく、ライブの映像はあるけれどもTHE RAMPAGEの中にある感じで。MA55IVEとして見ることができるようになるというのは大きいです。

浦川翔平:MA55IVEだけで何かできるようになったことはとても大きいですよね。THE RAMPAGEのライブ内でパフォーマンスをしている状態から、CDを出せるのもそうだし、リリースパーティーもできる。単独ツアーまではいってないですが、単独でライブができるのは自分らの夢でもありファンの方々の希望する声も届いていたのでうれしいです。

山本彰吾:突発的にCDリリースしよう、ミュージックビデオを撮ろうじゃなくて、そのために、この 2ー3 年いろいろやってきた部分があるから、CDが出ることがクリアできれば、ビンゴじゃないけどポコポコって穴が開いていく感じがします。いろんな道が広がっていく。


MA55IVEは“ハードモード”

ーー そこは、MA55IVEだからこそ経験できることかもしれないですね。

山本彰吾:ハードモードとイージーモード、 2 つ同時に進めている感じですね。

ーーそれはMA55IVEがー?

全員:ハードモードです!(笑)

山本彰吾:桃鉄で言う……10 年決戦(笑)? THE RAMPAGEは3年決戦、いろんなことが大きくバンバンある、みたいな。