Vol.40 夫松健介(KID PHENOMENON)インタビューシリーズ〈 LDH バトン ~夢~ i CONZ 第二章特集〉

撮影・堀田 真央人

EXILE、三代目J SOUL BROTHERSらが所属するLDH JAPANは、音楽やダンスだけでなく、 映画や芝居、アパレルや飲食なと、さまざまなプロジェクトを通じて「Love, Dream, Happiness」のメッセージを届けています。【LDH バトン】では、LDHに所属するアーティスト やタレント、アスリートたちに、Dream(夢)について聞いていきます。
今回登場するのは、8月23日にデビューシングル『Wheelie』のリリースを控えたKID PHENOMENONの夫松健介さん。テレビで見た『オカザイル』をきっかけにダンスを始めたというリーダー・夫松さんの夢の叶え方とは?

 

『オカザイル』を見てキッズダンサーに憧れた

―― 子どもの頃、どんな夢を持っていましたか?
子どもの頃の夢はパフォーマーでした。昔、EXILEさんとナインティナイン・岡村隆史さんがコラボした『オカザイル』の『WON’T BE LONG』のパフォーマンスをテレビで見て、その時に後ろで踊っていたキッズダンサーにあこがれを抱いたんです。もともと母もダンスをやっていたし、『オカザイル』の影響もあり、2〜3歳くらいの時にダンスを習い始めました。

―― その頃どんな子だったんですか?
写真を撮られるのが大好きでした(笑)。昔の写真を見てもCDショップで試聴用のヘッドフォンを着けてカッコつけたり、サングラスをずらしてキメ顔をしている写真がたくさんあるんです。あと、ダンスの他にサッカーもやったりして、運動が大好きでした。お昼に公園に行って、でも夜になると帰らないといけないから「夜が嫌いだ!」と叫んでいたらしいです。とにかく動き回るし、かなりアクティブな子どもだったと思います。

―― 小さい頃の夢はパフォーマーでしたが、そこからダンスも歌も歌えるアーティストになりたいと思うように思なったきっかけは?
歌って踊れるアーティストになりたいと思ったのは、『iCON Z』のオーディションを受ける少し前くらいからです。その頃からちょっとずつマイクを持ち始めたんですが、それまではずっとパフォーマーになる夢を追い続けていました。パフォーマーになる夢は2歳の頃からブレてないんですけど、マイクも持つアーティストになりたいと思うようになったのは、本当に高校生になった時くらいです。先輩のBALLISTIK BOYZ さんやPSYCHIC FEVERさんを見て「カッコいいな」と思い、僕もマイクにトライしたくなりました。

―― マイクの楽しさを知ったのは何がきっかけ?
EXPGに通ってボーカルレッスンも受けていたんですけど、そこでラップレッスンも受けるようになり、ラップにめっちゃハマったんです。一時期はYouTubeでもラップの動画ばっか漁っていました。


―― アーティストになる夢を達成するために頑張ったことは?
基礎を作り上げることです。僕は、『iCON Z』の第一章のオーディションで落ちているんですが、逆にそれで自分に足りない部分に気づき、基礎からもう一度作ってしっかり土台を固める作業が必要だと理解できました。第二章ではとにかく基礎を意識し、マイクパフォーマンスはもちろん、自分のキャラクターも見直しました。2歳から始まった夢だったので、約18年間、長い修行期間でした。

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