小林愛三がMelty輝を寄せ付けず復活勝利。引退の壽美に「壽美の存在があったからここまで続けられた」と感謝の言葉【RISE171】

小林が右ストレートを打ち抜く(撮影・上岸卓史)

 3R、圧をかける小林は詰めて左右のフックをヒット。Meltyもパンチを出すが小林にかわされる。圧を強めた小林が左フック、右ストレートを的確に当てていく。小林の踏み込んでの左フックにも耐えてパンチを出すMeltyだが、なかなかクリーンヒットさせることはできず。残り1分、小林は左右のパンチ、そしてヒザをボディーに連打とラッシュをかけるがMeltyはしのぎ切り、試合は判定に。

 30-27、30-27、30-27と完勝だったものの、倒し切れなかった小林に笑顔はなし。

 小林は試合後のマイクで「伊藤代表、KOしなくてはいけなかったのにKOできなくてすいません。自分はテッサ選手に負けてもあきらめないという、自分の一番の強みがあるので、これからもRISEを引っ張る、女子のトップとして頑張るのでまた組んでください。試合内容は満足いくものではなかったんですが、Melty選手の気迫を感じることができて、次のステップへの経験のひとつになりました」と反省の弁と今後への決意を口にした。