バスケットボールW杯が沖縄で開催。渡邊雄太、富樫勇樹と河村勇輝の“Wユウキ”に注目

「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」(W杯)の開幕が8月25日に迫って来た。メディアで取り上げられる機会も増え、注目度も高まる中、開催準備に向け奔走してきた「FIBA バスケットボールワールドカップ2023」日本組織委員会の中村彰久事務局長に話を聞いた。

日本のエース・渡邊雄太(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

組織委員会の中村彰久事務局長に聞く

 今回は日本、フィリピン、インドネシアの3カ国での共同開催となります。
「こういった形での3カ国の共同開催というのは今回が初めてです。招致については2015年からその動きがあったのですが、フィリピンを中心としつつ、日本とインドネシアも一緒にやっていきましょうということで3カ国の共同開催ということで開催地に立候補しました」

 日本では8月25日から9月3日まで沖縄アリーナで1次ラウンドと2次ラウンドが開催されます。注目ポイントは?
「選手としては渡邊雄太選手が最も注目度が高いのかなと思っています。7月にはNBAのフェニックス・サンズとの契約が決まりました。渡邊選手は昨年も活躍をしていたので、このW杯でもしっかりと実力を発揮していただければと思っています。あとは“Wユウキ”と言われているんですが、富樫勇樹と河村勇輝という2人のポイントガードがいて、小さい選手なんですけどこの2人がその次の見どころかと思います。そしてフィリピンはマニラ、インドネシアはジャカルタと首都での開催になるんですが、日本は沖縄。沖縄は日本でいえば地方都市になると思います。ではなぜ沖縄なのかというと、やはり沖縄アリーナという素晴らしいアリーナがあるからなんです。この日本一のアリーナでの観戦は皆さんに非常にワクワクドキドキできる体験をしていただけるのではないかと思っています」」

 小さい選手が活躍するのは日本バスケの特徴でもありますか?
「トム・ホーバスヘッドコーチも言っていますが、日本は3ポイントシュートを確実に入れていくということが本当に大事になって来ると思うんですが、彼らは得点力がありますのでWユウキにぜひ注目してほしいと思っています」

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