バスケットボールW杯が沖縄で開催。渡邊雄太、富樫勇樹と河村勇輝の“Wユウキ”に注目

富樫勇樹(左)と河村勇輝(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

 日本のバスケットの醍醐味を見せてくれる選手?
「そうですね。富樫が167センチ、川村も172センチ。彼らが活躍してくれれば背が大きくない子供たちにも希望を与えられますし、背が小さいからといってバスケをあきらめないでもらいたいですね」

 沖縄アリーナは本場アメリカにも引けを取らないような素晴らしい施設ですよね?
「そうですね」

 日本での開催における特色は?
「沖縄ではアリーナができたことでバスケットボールに対する注目度が高まってきたと思います。こういうことが首都ではない地方都市の地域活性化につながることなのかなと思っています。少し話がそれるかもしれませんが、今、日本にアリーナプロジェクトが複数立ち上がっていて、新アリーナというものがどんどんできてくると思うんです。今回のW杯が日本が体育館文化からアリーナ文化に変わる非常に大きなきっかけになるのではないかと思っています」

 また、今年、W杯が開催されるというタイミングで琉球ゴールデンキングスが「B.LEAGUE 2022-23シーズン」の年間チャンピオンになりました。初優勝ですね。これもストーリーとしては素晴らしい。
「沖縄でのバスケットボール、そして琉球ゴールデンキングスの人気にはすごいものがあります。B.LEAGUE FINALSのころはW杯の影が薄れるくらいでした(笑)。とはいえ、それでゴールデンキングスさんが優勝されたということで、バスケに対する注目度がさらに上がっています。昨年12月から『スラムダンク』の映画が公開され、ゴールデンキングスの優勝があり、そしてW杯。来年のBリーグのオールスターゲームが沖縄で開催されるということもありますので、今後、沖縄発信でバスケの盛り上がりを全国に伝えていければと思います」