アリババ、新たに日中医療ツーリズム事業立ち上げ 線虫がん検査「N-NOSE」が出店

ヘルスケア企業「HIROTSUバイオサイエンス」の広津崇亮社長

 GLZHealthの創業者である鄧瑰瑋(デン・クーウェイ)CEOは「中国の美容・医療市場は2023年に1000億人民元以上に達する見込みで、その16%にあたる約320億人民元の消費者が海外で医療や美容診療を受けると見られている。成長中の需要と供給の間に架け橋が必要で、それがアリババがプロジェクトに取り組む理由のひとつで、我々が参画する意味でもある」と語った。

 日中医療ツーリズム事業の目玉として、線虫がん検査「N-NOSE」で知られるヘルスケア企業「HIROTSUバイオサイエンス」が出店することも発表。同社の広津崇亮社長は「中国の健康意識の高い方々は自国にない医療サービスを求めているので、今回Tモールグローバルに出店できたことは当社にとって非常に大きなビジネスチャンスだと捉えている。日本発の独自の技術を中国の方々に使っていただくことは両国にとって大変意義のあること」と抱負を述べた。

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