安藤サクラ「この作品に助けられた」娘の幼稚園入園を機に「私って変なのかもと悩んでいた」
アニメーション映画『屋根裏のラジャー』製作報告会見が21日、都内にて行われ、声優を務める寺田心、安藤サクラ、イッセー尾形と百瀬義行監督、西村義明プロデューサーが登壇。安藤が「この作品に助けられた」と思い入れを明かした。
『メアリと魔女の花』を手がけたスタジオポノックによる長編アニメーション最新作。イギリスの詩人・作家のA.FハロルドによるThe Imaginary」を原作に、想像から生まれたイマジナリーフレンドたちによる人間には決して見えない大冒険を描く。
寺田が演じる主人公ラジャーをイマジナリーフレンドとする、人間の少女の母親リジーを演じた安藤は「こういう仕事をしていますし、常に想像の中で暮らしているというか。それは自分が生まれたときから、自分の想像力と現実の自分がずっと寄り添いながらいる感じでした」と振り返りつつ「大人になって、もしかしたらある人から見ると私は変なのかもしれない、ということに、自分の娘が幼稚園に入ったことをきっかけに自分自身がそれをちょっと悩んでいた時期だったので、この作品に助けられたというか。早くリジーをやりたい、という気持ちが強くありました」と、本作への思い入れを明かした。
安藤は、作品を機に「原作を娘に読み聞かせしたらゲラゲラ笑っていました。早く映画を見せたいなと思ってます」と映画の完成を待ちわびていた。
『屋根裏のラジャー』は12月15日に公開。