1975年のドラマ「俺たちの旅」のDVD化に主演の中村雅俊「今に通じるものが絶対にある」

変わらぬ息の合ったトークを展開した中村と田中

 中村は今回のDVDコレクション化について「『俺たちの旅』という48年前のドラマに明かりをあててくれて、また皆さんに見てもらうという機会をいただけたのは本当にうれしい。このドラマは自慢したいくらい素敵な作品。50年近い月日が流れていますが、このドラマは友情だったり、人を愛することだったり、人生をどう生きるかとか、そういう普遍のテーマを描いているので、50年前の作品であっても今に通じるものが絶対にあると思う。そういう意味では昔よく見ていた人も、若くて俺たちのことを知らない人にも一度見てもらいたい。(脚本家の)鎌田さんが『俺たちの旅』でテーマにしているのは“生きるということは切ないよね”ということだそうです。俺たちも演じていて、そういう切なさみたいなものを常に感じながら演じてきました。そういう切なさを皆さんにも感じていただきたいと思っています」と語った。

 田中は「48年経ちますが、まだ役名で呼ばれる。役者として50年になりますが、まだ役名で呼んでもらえるような作品ってないと思う。これは勲章だと思う。こんな役者冥利に尽きることはありません」と改めてこの作品の特別さを口にした。

 岡田は「環境が変わると友情ってなかなか続かないじゃないですか。でもグズ六さん(秋野太作)を入れた3人の熱い友情ははいつまでも続いていく。ジーンとくるドラマがたくさんありますので、ぜひご覧になってください」と語った。

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