過去最高に「決めかねる」…残る3人の女性の魅力を語り尽くす『バチェラー・ジャパン』シーズン5・第7話考察【ネタバレ有】〈アラサー女子のバチェラー語り〉
残ったのは「真逆」の2人。その魅力を語り合う
竹下さんをべた褒めしてしまったが、他2人の地元デートも、引けを取らないほど完ぺきだった。
食の価値観を確かめ合い、自身の職業のルーツとも捉えられる「母のスナック」を訪問した大内悠里さん。第6話以降、バチェラーへの好意もぐっと増したように見える彼女だが、未だに彼に対しては敬語を使う。その距離は近いようにも見えるが「もっと仲良くなったらどうなるんだろう」というワクワク感をも残している。
大内さんとは身長差のある長谷川氏が、彼女の頭に顔を埋め抱きしめたのは、第7話の名シーンの一つとなっただろう。「守ってあげたい」「この子の良さを引き出したい」といった、長谷川氏の男心をくすぐっていることが、その表情からもひしひし伝わってくる。
ミクニ:大内さん、SNSでは「さすがキャバ嬢」と持ち上げられて、恋愛強者っぽい見方をしている人も多いみたいなんだけど、私にはそうは見えないんだよね。キャバ嬢さんって自信があるように見える人が多いけど、それは職業柄、自身を高見えさせないといけないからじゃない。大内さんの振る舞いは、職業人としてのキャバ嬢っぽくはないと思うんだけど……どう?
A:私も大内さんの魅力は、キャバ嬢っぽさとは全く違うところにあると思う。敬語が抜けないほど真面目なのにオーバーリアクションだったり、金髪ショートの見た目に反するオタクっぽさとか……要するに、ギャップじゃない?
ミクニ:オーバーリアクションもオタク感も、好き嫌いが別れる特徴だけど、愛嬌がそのすべてを凌駕してる。お顔も小動物系だし、言葉選びがアニメのヒロイン。第6話の「好きになってもいいですか」もすごかったけど、今回デート後のハグの時の「ん」って声、聞いた?
A:言ってた!あんなの、ズルすぎるでしょ。あんなに身長差ある子抱きしめて、あの声出されたら……女の私だって守ってやりたいなと思うわ。
そして、地元・大分で砂風呂デートを楽しみ、家庭でも飾らない魅力を見せた西山真央さん。どんどんと明るい雰囲気を見せていく大内さんとは裏腹に、西山さんの魅力は当初からずっと変わらない。
特大サイズの鶏めしを抱えて現れた初対面から、家族の前でもノリツッコミを続ける西山さんを見ていると、どこまでも彼女に裏表がないことが分かる。しかし、裏表がないということは、ギャップもあまりないということだ。
A:西山さんからどうしても好意の言葉が欲しい長谷川氏、ちょっと面白かったな。
ミクニ:西山さんってそういうところ、ちょっと男脳っぽくない?「言わなくても分かるでしょ」って考え方、女性よりも男性の方がしがちだし、それで起きたトラブルもたくさん知ってる。
A:西山さんのお父さんが、真央さんに対して「デカい」って言葉を使ってたのがちょっと気になったんだよね。私も169センチあるんだけど、やっぱりデカいって言われるとちょっと傷つくの。西山さんは周囲から男扱いされたり、女性らしく扱われないことに慣れすぎてるんじゃない?
ミクニ:家庭や育った空気の中で、男っぽさを養いすぎた可能性があると。でも、分かるかも!西山さんの余裕の持ち方って、ちょっと男性っぽく感じるし。部活の経験とかこれまでの職場とかも、なんとなく女っぽさよりは体育会系っぽさを求められそうだし。
A:だけど、照れながらでも「好き」って言えたら、大内さんのようなギャップが生まれるのにね。
ミクニ:バチェラーは婚活の旅だから、結婚を考える意味ではギャップよりも、先の想像がつくことの方が大切なはずだけどね。けれど、他の女性と比べながらとなると、恋のギャップも大切なんだよな〜。
A:とはいいつつも、彼女の精神的余裕の見せ方は女性の中でもかなりレアだし、結局は魅力的なんだよ。長谷川氏自身は、普段の生活の中で空気を読む能力はそこまで高くないように見えるし、飾らない自分でいられることを重要視しているんじゃない?
ミクニ:飾らずにいれる西山さんか、なりたい自分でいられる大内さんか、というところだね。
結局のところ、西山さんの魅力と大内さんの魅力は真逆に近い。結婚した先の想像がつく西山さんか、バチェラーを男にさせる大内さんか……。
(取材と文・ミクニシオリ)
8月24日(木)22時 第9話~第10話(全10話)
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