アーティスト田村大が語る「夢を実現する素晴らしさ」久原小学校『夏休みドキドキ学校』

 大田区立久原小学校で4日、毎夏恒例のイベント『夏休みドキドキ学校』が開催された。今年で20周年を迎えた同イベントは夏休みの期間中、児童たちが「これ、できるかな?」「そうだったんだ!」という楽しみと発見のドキドキを見つけるため、教師・保護者・地域住民・企業などが協力し、さまざまな授業を行うというものだ。

大田区立久原小学校『夏休みドキドキ学校』に登壇した田村大(撮影:蔦野裕)

 35度を超える真夏日だったこの日は、体育館に集まった児童らを対象に『夢中は最強! 夢は見るのではなく、飛び込むもの』というテーマで講演が行われた。登壇したのは、アーティストとしてこれまでに約3万人以上の似顔絵を制作した田村大。躍動感のあるスタイルは国内外で話題になり、八村塁や渡邊雄太をはじめNBA選手からも高く評価を受けている。講演ではそんな田村の半生と作品を振り返りながら、「夢を実現する素晴らしさ」について語られた。

 まずは田村の経歴についてトークをスタート。小学校1年生から野球を始め、4年生の時にはバスケットボールに夢中になるなど、スポーツ少年だった田村。今では似顔絵アーティストとして活躍中だが、当時は美術部などには所属しておらず、家にいる時や授業の合間に落書きを描くのが楽しみだったという。

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