上久保周哉「先のことを考えてもしようがない。目の前の試合にちゃんと勝ちたい」【ROAD TO UFC】
そういう何がなんでも勝利をつかもうとする相手と対峙したことで「ROAD TO UFC」という、優勝に伴う契約をかけて戦うトーナメントの意義を感じますか?
「“どんな内容でも勝つことがすべてだな”っていうのは思いました。とにかく目の前の一勝をみんなが取りに来ている。当たり前のことですけど。途中で負けたら何の意味もないということで、いい試合をしたいです。トーナメントだからって先のことを考えてもしようがないですからね、目の前の試合にちゃんと勝ちたいと思います」
対戦相手のシャオ・ロン選手の印象は?
「トップキープは強いし、パンチも強いな、とは思います。本当のところはグラップラーなんじゃないかな?っていうのは見た感じの感想です。触れてみないと分からないところはあるんですけど、ここを越えないととは思っているしまだ自分が感じる“強い人”の試合はまだシャオ・ロンは見せていないかな?と。それが自分の時に来るかもしれないし、それはそれで自分は現場でそれを越えていきたいから、こんなところで負けるわけにはいかないよ、と思っていますよ」
何か警戒している点があるとすれば?
「警戒……をしているとすれば、相手が自分を警戒していることに警戒しています」
先ほどおっしゃっていた、ここに全力で賭けてくる100%をぶつけてくるというところですか。
「そうですね、そこの集中力ですね」
ではご自身が上回っている点は?
「うーん、どうだろうなあ。まあ、全部っていうのが一番かっこいいんじゃないですか。“全局面で上回る”ってみんな好きな言葉だし。でもなあ、何が一番上回っているかな。ケージの中で相手に対してイジワルな部分が出せるっていうことに関しては自分のほうが上じゃないですか」
そうやって地獄に引きずりこんだ上で、やはりフィニッシュは目指していきますか。
「いつもフィニッシュは目指していますよ!」
最後に、U-NEXTで試合を見る皆さんにメッセージをお願いします。
「準決勝の試合しっかり勝って決勝に上がれるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします!」
なお今大会は27日17時からU-NEXTで配信。“世界のTK”こと髙阪剛が解説を務める。
=パート1=
〈フェザー級準決勝〉
神田コウヤ(日本)vs リー・カイウェン(中国)
〈フライ級準決勝〉
ジー・ニウシュイエ(中国)vs チェ・ソングク(韓国)
〈フェザー級準決勝〉
イー・ジャー(中国)vs キム・サンウォン(韓国)
〈フライ級準決勝〉
鶴屋怜(日本)vs マーク・クリマコ(フィリピン)
〈非トーナメント戦:フライ級〉
ピーター・ダナソー(タイ)vs ニャムジャルガル・トウメンデムベレル(モンゴル)
=パート2=
〈ライト級準決勝〉
原口伸(日本)vs バテボラティ・バハテボラ(中国)
〈バンタム級準決勝〉
ダーエミィスウ・ザウパースー(中国) vs イ・チャンホ(韓国)
〈ライト級準決勝〉
ロン・チュー(中国) vs キム・サンウク(韓国)
〈バンタム級準決勝〉
シャオ・ロン(中国)vs 上久保周哉(日本)
〈非トーナメント戦:ライト級〉
パク・ジェヒョン(韓国)vs クイラン・サルキルド(オーストラリア)