来日イ・ジョンジェ「ずっと忙しさが続いてる(笑)」『イカゲーム』続編や『スター・ウォーズ』新作情報語る
映画『ハント』の来日記者会見が31日、都内にて行われ、監督・脚本・主演を務めたイ・ジョンジェが登壇。初監督作への思いとともに『イカゲーム』の世界的ヒットの影響を振り返った。
『イカゲーム』のイ・ジョンジェが4年間温めてきたシナリオを元に初監督した話題作。盟友チョン・ウソンとダブル主演で描くスパイ・アクション。
初の監督作を携え、3年半ぶりに来日したイ・ジョンジェ。「やはり俳優だけのときとは大きく違いました」と初監督挑戦を振り返りつつ、国際映画祭で高い評価を得ていることについて「本作では誤ったイデオロギーがテーマとして描かれていますが、海外の映画祭に招待されたことによって、海外のさまざまな人とこの映画について語り合うことができて、公開される前にすでにこの映画を作って本当に良かったと思いました。それだけ多くの皆さんに共感してもらえたと感じています」と手ごたえを語った。
さらにダブル主演を務めた盟友チョン・ウソンとの撮影については「最初のころは、お互い親しいせいか、お願いするのがためらわれる感じもありましたね。もう1回撮影しましょう、というのがなかなか言い出せなくて(笑)。早くこのぎこちなさを解消しなければと思い、次の日にはシナリオを描いているときに考えていたテンポや温度感を伝えて説明したところ、ウソンさんは快く受け止めてくれました」と笑顔。
『イカゲーム』の大ヒットで注目を集め、Disney+の「スター・ウォーズ」新ドラマシリーズ『The Acolyte(原題)』も控える国際派スターに。
「『イカゲーム』で多くの方から人気を博すという大事件が起き、アメリカでも大きな賞をたくさん頂きました。僕自身、こんなに大きな福がもたらされるんだと信じられず、どう受け止めていいか分からない状況でした」と振り返りつつ「そんな状況で『ハント』の準備をしていたところ、『スター・ウォーズ』のキャスティングの話が来ました。誰にも言ってはいけないと言われていたのでその秘密を維持しながら『ハント』を公開し海外の映画祭にも行かせていただきました。そうこうするうちに『スター・ウォーズ』のクランクインが近づき、セリフを覚えたり体作りをしたり…それらが同時進行で起きていました。目まぐるしい状況がずっと続いていたのでどう過ごしていたか覚えてません(笑)」と苦笑。
現在『スター・ウォーズ』新作のほうは撮り終えて来年公開予定、『イカゲーム』続編は撮影中で来年下半期か再来年に公開予定と明かし「つまり忙しさが延々と続いている状況で、個人的にはうれしく思っています(笑)」と笑顔を見せていた。
『ハント』は9月29日より公開。