冨永真一郎がSOG王者・木髙イサミに惜敗し“3度目の正直”ならず。10・1新宿で同志の今成夢人が挑戦へ【ガンプロ】

木髙が王座を防衛

 イサミは「楽しかった! これだからガンバレ☆プロレスはやめられないんだよな。冨永、オマエは“最強の素人”なんかじゃない。“最悪のプロ”だ。21年やってきた俺が認めてやる」と、かつての後輩の健闘を称えた。冨永は「今この会場で楽しんでるのはイサミさんとお客さんだけだよ。今一番気分が悪い。“最強の素人”から“最悪のプロ”にクラスチェンジ。どっちがいいんだろう?」と応じた。

 ここで、8・6高島平区民館大会のときと同様に、ガンプロメンバーが一斉にエプロンに駆け上がった。イサミが「前回のYuuRI、今日の冨永。ここはガンプロのリングだな。だから俺はガンバレ☆プロレスのチャンピオンとして、ここのリングで楽しませ続けさせてもらうよ。次に挑戦したいヤツは一歩前に出ろ!」と言うや、今成を筆頭に全員が詰め寄った。すると、イサミは「今成さんが一歩早かった。今成さん、やりましょう。ガンプロのスケジュール、ある程度空けてあります。場所は決めてください」と回答。

 すでに涙を流していた今成は「冨永真一郎がいなければ、僕はプロレスをやってません。冨永の負けは、俺の負けに等しい。冨永の物語は、俺の物語だから。10月1日、新宿FACEで戦ってくれ。俺が勝ったら、大学生のとき、大学の隅っこで学生プロレスやってたエロワード・ネゲロ(冨永)が喜ぶんだ」とアピール。イサミは「どっちが“ミスター新宿”か、かけてやりましょう!」と快諾し、10・1新宿での王座戦が決定した。