冨永真一郎がSOG王者・木髙イサミに惜敗し“3度目の正直”ならず。10・1新宿で同志の今成夢人が挑戦へ【ガンプロ】

今成が挑戦アピール

 バックステージでイサミは「ガンプロでの俺の物語はもうちょっとだけ続くらしいので、次は今成さん。今成さんが覚醒してからは初めての対戦になりますか。楽しみです」と次期防衛戦に思いを馳せた。そして「(フィニッシュは)たぶん何しても勝てました。ただフォールすれば勝っていたと思います。冨永見たとき、もう何も残ってないというのが見えたので。それをどう捉えるか、ふざけるなと捉えるかは一人ひとりの解釈。(最悪のプロと称したのは)プロレスラーを名乗り続けて21年、うだつの上がらない時期も10年以上あって。それでもやってきた俺がプロレスラーって名乗っていいんだとすれば…。どんな形であれ、プロレスを続けてきた彼が、僕と限界までやり合って、プロレスラーを名乗っちゃいけないなんてことは絶対ない。最高のアマチュアかもしれないけど、僕には最高のプロレスラーと試合しながら、そう感じただけです」と試合を振り返った。

 敗れた冨永は「楽しかったんだけど、今日は絶対に勝ちたかった。ユニオンやめて12年、一つひとつどんなに小さなものも積み重ねて13年やってきたつもりです。今日それが全部否定されたような。勝たなきゃ意味ないよ」と唇を噛みながらも、「イサミさんに勝つことも、SOGのベルトも、まだあきらめたくないです」と前を向いた。