高校1年生で-55kg優勝の新井真惺「プロになってKrushのベルトを獲りたい」【K-1甲子園】
-60㎏決勝は上野奏貴(左)がKO勝ち
-60㎏優勝の上野奏貴「兄とともに北海道を代表して、格闘技界を盛り上げられるような選手になりたい」
8人が参加した「-60㎏トーナメント」は上野奏貴(うえの かなた、北海道恵庭北高校2年)が優勝した。
上野は1回戦で甲野藍良(宮崎県宮崎南高校2年)、準決勝で荒井幸太郎(神奈川県厚木商業高校2年)にいずれも3-0の判定勝ち。決勝では須田煌大(神奈川県立神奈川総合産業高校1年)と対戦した。
決勝は圧をかけてボディーにパンチを打ち込む須田に上野はミドル、前蹴りで対抗。上野は前蹴り、ヒザ蹴りを上下に打ち分け、前蹴りからのハイキックでダウンを奪う。立ち上がった須田にハイ、ミドルで追撃の上野。最後はバックスピンキックで須田の動きが止まり、レフェリーがスタンディングダウンを取り、上野がKO勝ちで優勝を果たした。
試合後の会見で上野は「このK-1甲子園という大きなタイトルを獲るために毎日、必死こいて練習してきたので、ひとまずうれしい気持ちでいっぱい。初戦から気持ちで勝とうと思っていた。全試合、出し切るように試合をした」などとトーナメントを振り返った。
上野は現在は練習は地元の北海道で行いつつも所属はK-1ジム大宮。兄はプロで2戦2勝(1KO)の上野空大(K-1ジム大宮チームレオン)で「兄とともに北海道を代表して、格闘技界を盛り上げられるような選手になりたい」と語る一方、プロデビューについては「体と気持ちはまだまだプロで戦えるようなものではないので、もっと準備してしっかり戦えるようになってからプロの舞台で暴れたい」と慎重な姿勢も見せた。