斎藤佑樹、アスリートへのコメントに「遠くの人の言葉をあまり耳に入れる必要はない」
壁にぶつかった時は「“実はみんなそんなに僕のこと見てない” というマインドで挑戦した」と斎藤氏
早稲田実業高校、早稲田大学の先輩・後輩という間柄の2人。丸尾選手に「壁にぶつかった時に大事にしている考え方」を聞かれた斎藤氏は「失敗するのは本当に怖いんですけど、目標に向かっていくのに大事なことってきっと挑戦すること。そこは割り切って、自分にとってはすごく大きいことかもしれないけど、みんなにとっては大したことないと思い込んで、 “実はみんなそんなに僕のこと見てないよな” というマインドで挑戦するようにしてました。みんな自分のことでいっぱいいっぱいだし、実は人のことを気にしている余裕もなかったりする」とアドバイスを送り、丸尾選手も「すごく共感できます」とうなずいた。
現役時代から “ハンカチ王子” として注目を集めてきた斎藤氏は、当時の思いを「今の時代ってネットメディアとかSNSで自分の意見をストレートに伝えられる。当然、僕たちアスリートが見ることもある中で、そういう意見はすごくありがたいと思いつつも、自分が挑戦するべき場所に向かっている時にあまり意味がなかったりする。そういう言葉はあまり聞く必要はないかなと、僕はけがをした時にすごく感じて、身近な人のアドバイスは聞くけど遠くの人の言葉をあまり耳に入れる必要はないかなと考えていた。そうすると気持ちが楽になって、自分が挑戦することにいい意味で突っ走れる、そういう思いでずっとやってきました」と振り返った。