東山紀之新社長「やっていることは鬼畜の所業」、井ノ原快彦氏「なんてことをしてくれたんだ。いい加減にしてほしい」とジャニー喜多川氏を糾弾

井ノ原快彦氏(左)も強い言葉で喜多川氏を糾弾した(写真:ロイター/アフロ)

 会見の終盤に「ジャニーさんに声が届くのなら、今どういう声をかけるか?」という質問が飛んだ際には「かける言葉は特にありません。本当だったらこの場に彼がいるべきだなと。そして皆さんの質問を彼が受けるべきだったと思っています」(東山氏)、「僕もかける言葉はありませんが“これから変えていきます”と。それは彼にではなく世間の皆さんに伝えたいことです」(井ノ原氏)、藤島氏は「私は皆さんの前で謝罪してほしいと思います」とここでも厳しい言葉が続いた。

 最後は東山氏は「やっていることは鬼畜の所業だと思っています。今は愛情はほとんどありません。全くなくなりました」と言い切った。

 井ノ原氏は「ジャニー喜多川という名前が至る所に残っていた。例えば舞台のプロデュースだったり演出だったり。今、やっている人が演出だろうと僕は思っている。だから“ジャニーさんだったらどうするか”という思いは徹底的に排除したいと思っていたが、やはり彼が長年作ってきたものに対する愛着というものが多少なりとも残っているうちは無理やりはがすのは、組織としてまとまりにくいところはあった。ただ、これからはできる限り、今いる人間たちが今の思いで。だって“ジャニーさんだったらどうするか”と言ったっていないわけだから、自分たちが考えないとダメでしょ、というのは常に思っている。できるだけ、彼が作ってきたものに関しては新しいものにしていきたいって思っています。そうなるいいきっかけになったのであればいいんですが…。なんでしっかり落とし前をつけてくれなかったのかという思いは今もあるし、そう思っている人は多いと思う。それは僕が代弁することではないと思うが、僕個人はそう思っている」と喜多川氏の死後も一部に残っていた“喜多川氏信仰”のようなものに警鐘を鳴らした。

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