東山紀之が新社長に就任。藤島ジュリー景子社長は代表取締役にとどまり被害者対応に専念

ジャニーズ事務所性加害問題 再発防止特別チームの林眞琴氏。写真は6月の会見時(写真:AP/アフロ)

 また調査報告書では報道してこなかったメディアの責任についても指摘されていたのだが、国内の主要メディアが一連の問題を報じてこなかった背景にはジャニーズ事務所の無言の圧力等があり、そういったことが忖度を生む原因となっていたことは否めない。東山氏は「メディアの方たちとは、やはり対話は必要だと思っております。深いところは分かりませんが…。やはり、喜多川氏、そして事務所が全て悪いんだと思います。そう思わせてしまった、そう感じさせてしまったのは。なので僕自身がやることで対話が深まればいいのかなと思っています」とジャニーズ事務所側の問題を認めた。

 メディア担当をしていた白波瀬氏については、東山は「そう思われたのは事務所が悪いんだと思う。その責任の取って辞めたんだと思う。どうメディアと付き合っていくかは前向きなことを考えていきたい。白波瀬さんは前の世代の人で、どういう事実があったかは僕も把握はしていないが、時代と思に進化していかないといけない。人との付き合い方、メディアの皆さんとの向き合い方というのはこれからきちっと話し合いをしていくことが大事になると思う。藤島と僕が変わるのもそういう意味が大きんだと思う。僕はすぐに会見にも出られるので、皆さんと対話できる機会はこれからは多くしないといけないと思っている」とも語った。

 1999年に週刊文春が喜多川氏の性加害を報道し、ジャニーズ側が訴えた際にも広報としてメディア対応をしていたことから、この日の会見に白波瀬氏が出席していないことについて紛糾する場面もあった。

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