夜のサンシャイン水族館は恐怖の館!? “怖い” 夜間特別営業「テラーナイトアクアリウム」

泥の中で生活するために目が退化し、大きな口をした “エイリアン” ワラスボ

 魚類担当の上市光之さんは見どころを「ピラニア ナッテリーはかなりとがった鋭い歯を持っています。カンディルの仲間は体長は10cmくらいですが、アンモニアを感知して尿道などから侵入し、肉を食いちぎるので現地ではピラニアより恐れられている存在。ドクウツボは咽頭顎と呼ばれる第2の顎が飛び出し、獲物を胃に引きずり込むのが特徴。コモリガエルはメスの背中に卵を埋め込む珍しい繁殖方法で、館内2階に産卵シーンの体験コンテンツを用意しました。干潟の泥の中で生活しているワラスボは、目が退化しているのでエサを捕えられるように大きな口をしている」と解説。ちなみに、丸山館長はこれらすべての生き物にかまれた経験があるという。

 海獣担当の福井正志さんは「ケープペンギンはアフリカ大陸に住んでいる唯一のペンギンで、口の中を覗くと上顎の内側と舌の上に、エサを飲み込むための突起物が奥に向かって生えています。普段は口を閉じているのでなかなか見ることができないのですが、今回はかなり精巧な模型を作ってマリンガーデンに展示しているのでぜひ見てもらえたら」とアピールした。

 なお、館内の「ショップ アクアポケット」ではウツボとタコの形のオリジナルティーバッグを販売。同じく館内の「タリーズコーヒー」ではコツメカワウソ、ガイアナカイマントカゲ、ワラスボのラテアート入り「テラーナイトアクアリウムココア(Hot/Iced)」が登場する。「サンシャイン水族館 夜間特別営業 TERROR Night Aquarium」は11月26日まで。営業時間は18時15分~21時(最終入場は終了1時間前)。