無差別級トーナメントは中国のリュウ・ツァーが優勝。ウェイ・ルイに続き中国人で2人目の快挙【K-1】

イストラテに蹴りを見舞うリュウ(撮影・須山杏)

 決勝の1R、ここまでオーソドックスの構えだったイストラテは準決勝までのダメージが大きく、サウスポーの構えを見せる。リュウは打点の高い飛びヒザを放ちイストラテを下がらせる。イストラテは左右のフックを打ち込んでいくが、リュウは右ローを放つとイストラテは戦意喪失。なおもリュウが右ローを放つとしゃがみ込みダウン。そのまま立ち上がれず、リュウのKO勝ちとなった。

 試合後のマイクでリュウは「初めて日本に来て、初めてK-1の無差別級トーナメントに出場しました。今回、私が優勝しましたが、中国人で初めてK-1でチャンピオンベルトを獲ったのは私の先生であり、今日セコンドに就いてくれたウェイ・ルイさんです。彼が一番目にベルトを獲り、そして2番目に私が中国人としてトーナメントを制しました。応援してくれてありがとうございました。私たち、唐山文旅驍騎ファイトクラブはこの栄誉を光栄に思っています。私のこれまでの一生はずっと格闘技の練習に捧げてきました。これから帰ってからも必死で練習して、また皆さんに雄姿をお見せしたいと思います」と語った。