無差別級トーナメントは中国のリュウ・ツァーが優勝。ウェイ・ルイに続き中国人で2人目の快挙【K-1】

イストラテは立ち上がれず(撮影・須山杏)

 試合後の会見では「初出場で無差別級トーナメントに出場したが、プレッシャーがすごくあった。試合に向けて、自分が倒されるかもしれないことや窮地に陥ったことを想定して練習した。結果的にカーフキックでKOできた。決勝は早い段階で効いて、こんなに早く終わるとは思っていなかったけれどもよかった」などと振り返った。

 今後については「チャンピオンベルトが欲しかったが、王冠であることを知り、防衛はできないが、今後出場するのであれば、たくさん試合をしたい」と語った。今回は無差別級での試合だったが、適正階級については「88キロくらいじゃないかと思います」とも語った。K-1ではクルーザー級になる。

 リュウは1回戦ではボルディアヌと対戦。1R、ともにオーソドックスの構え。圧をかけるボルディアヌにリュウは動いて右カーフ。ボルディアヌは前に出て左フック。リュウは右カーフ。リュウは圧をかけ返し、ワンツー、右ハイ。ボルディアヌがパンチの連打で反撃も、リュウの徹底的な右カーフで左足を効かされる。そしてリュウが右フックでダウンを奪いKO勝ちを収めた。