桜庭和志の長男・大世がプロデビュー戦で柔道五輪金メダリストの内柴正人に勝利。周囲の予想を覆し「よっしゃー!」【QUINTET】

下から攻める桜庭(撮影・須山杏)

 その後、サラリーマン生活を続ける中で「やはり格闘技を続けたい」という思いが強くなり、プロ格闘家として戦っていく決意を固め、会社も辞め、この日のデビューとなった。

 試合のスタートはスタンドでの攻防。大世が引き込み下から右腕を狙う。内柴はまたいで対処。内柴は上になって押さえ込む。上四方から首を狙う。大世は逆に下からアームロックを狙う。内柴が逃げてスタンドに。大世が飛びつき、引き込みを狙う。内柴がこらえると大世は下から足を取りに行く。内柴も対処し、足を抜いて上を取る。大世は下から三角絞めを狙うが、内柴はつぶして押さえ込む。内柴はマウントから肩固めを狙うが、大世は動いて脱出を図る。上をキープする内柴。腕十字を狙うが大世は許さず。上になって左足を取ると、一気にヒザ十字固めを極めて勝利を収めた。