桜庭和志の長男・大世がプロデビュー戦で柔道五輪金メダリストの内柴正人に勝利。周囲の予想を覆し「よっしゃー!」【QUINTET】

押さえ込む内柴(撮影・須山杏)

 桜庭は試合後の会見でアグレッシブな試合展開を「練習でもあんな感じなのと、お父さんに“攻めてなんぼ”的なことをずっと言われている。あとは今日はあまり一本がなかったので僕が一番きれいな一本を取ってやろうかなというのがあったので取られることをビビらずに、押さえ込まれる時間もあったが頑張った」などと振り返った。

 また「“お父さんに力を認めさせる”ということは思っていた。練習でも“練習してないじゃん”とか言われていたので、お父さんに見せたかったのと、普通の人がデビュー戦をしてもこんなに取り上げてもらえない。お父さんの名前があることで、周りの知らない人からしたら、ボンボンとかバカ息子が出てきた感じに思われると思うので、意外にできるんだぞ、みたいなところは見せたかった」などと試合に臨むにあたっての心境を明かした。